「モーダルシフト」でCO2 排出量を削減
近年、世界各国で異常気象が続出しています。この背景にあるのが地球温暖化です。
地球温暖化問題については、2015年「パリ協定」で各国がCO2排出量削減の目標値を掲げるようになりました。わが国においても2020年10月、2050 年までに CO2 など゙温室効果ガスの排出を実質ゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。
海に囲まれた日本において、見直す必要があるのは海上輸送の比率を高めることです。 トラック中心の貨物輸送から大量輸送が可能な船舶に切り換えることにより、CO2の排出量を約1/5に削減することが可能になります。陸上のみの輸送形態から海運や鉄道を併用する輸送形態に移行することを「モーダルシフト」と呼んでいます。海上輸送はエネルギー効率が良く、環境負荷が小さいことから地球環境にやさしい輸送手段といえます。
計算には「CO2排出原単位(gーCO2/トンキロ)」といった数値が使われます。これは1トンの貨物を1km運ぶ(=1トンキロ)ときに排出されるCO2の量を示しています。トラック(営業用貨物車)が208gであるのに対し、船舶は43g(約1/5)しかありません。つまり、貨物輸送から船舶利用に転換するだけで、約80%もCO2排出量を削減することができるということです。出発地から目的地まで10トントラックまたは乗用車が1000kmの距離をすべて陸上で移動すると、
海に囲まれた日本において、見直す必要があるのは海上輸送の比率を高めることです。 トラック中心の貨物輸送から大量輸送が可能な船舶に切り換えることにより、CO2の排出量を約1/5に削減することが可能になります。陸上のみの輸送形態から海運や鉄道を併用する輸送形態に移行することを「モーダルシフト」と呼んでいます。海上輸送はエネルギー効率が良く、環境負荷が小さいことから地球環境にやさしい輸送手段といえます。
計算には「CO2排出原単位(gーCO2/トンキロ)」といった数値が使われます。これは1トンの貨物を1km運ぶ(=1トンキロ)ときに排出されるCO2の量を示しています。トラック(営業用貨物車)が208gであるのに対し、船舶は43g(約1/5)しかありません。つまり、貨物輸送から船舶利用に転換するだけで、約80%もCO2排出量を削減することができるということです。出発地から目的地まで10トントラックまたは乗用車が1000kmの距離をすべて陸上で移動すると、
以上のように、トラックでは海上輸送を併用したことにより、2080kgから760kgへと63.5%の大幅な削減となります。また乗用車でも128kgから60kgとなり、53.1%の削減が可能となります。
この計算からも、地球温暖化対策として「モーダルシフト」が有効であるということがわかると思います。
現状の輸送形態のCO2排出量と「モーダルシフト」後のCO2排出量、削減量を具体的に比較計算したい方は下記のボタンをクリックしてください。
この計算からも、地球温暖化対策として「モーダルシフト」が有効であるということがわかると思います。
*令和6年5月17日国土交通省発表の「運輸部門における二酸化炭素排出量」をもとに作成
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